夫が転勤しなければならない場合
日本社会の嫌なところ
日本社会ないしは日本企業の嫌なところとして多くの方が上げているのが転勤の多さです。海外の企業のように雇用契約が明文化されているわけではないので、総合職で勤務している場合基本的に全国転勤が有りになってしまいますし、時には海外赴任を命じられることもあるでしょう。また特にいやらしい点として、都市伝説的に語られていることですが、大企業は社員が家を買ったり子どもができたりしたタイミングに合わせて転勤の辞令を出しているというものです。家を買えばそのローンの返済をしていかなければなりませんし、子どもが生まれればその生活を守っていかなければなりません。そうした状況になるとあまり物事を気楽に考えるわけにもいかないので、転勤など本当は断りたい辞令も断れなくなってしまうというわけです。もし転勤の辞令を断ってしまって社内にいづらくなってしまったときに、身軽な時ほど気軽には転職などの選択肢を選べないからです。
こうした背景から、夫の転勤に悩まされる女性は多いのですが、そうした時についていく場合とついていかない場合のメリット・デメリットを考えてみましょう。
ついていくメリット・デメリット
まず夫の転勤についていくメリットですが、多くの場合夫の転勤は関東や関西などの都市部から地方への異動を命じられるので、新天地での生活はコストが安くなりがちです。きちんと手当ての出る企業であればその間の年収アップと合わせて蓄財できるでしょう。また夫婦でともに過ごす毎日を送ることができますので、夫婦仲の危機が訪れる可能性が低くなりますし、子育てにも協力を得られます。
しかしその一方で、女性の側が新天地に馴染めるかどうかというリスクもよく考えた方が良いでしょう。慣れない土地、それも友人やこれまでの仕事の縁がない土地での暮らしは辛いものがありますし、仕事を続けるという場合に新天地での転職活動が上手くいく保証は無いのです。
単身赴任のメリット・デメリット
一方夫に単身赴任をしてもらう場合のメリット・デメリットですが、メリットは何と言っても女性の側は生活を変えなくて済むことです。友人や家族との関係も守れますし、仕事をしている場合は職場を変える必要が生じません。また夫が家にいなくなることで独身時代のような気楽な生活を送ることもできますし、少しくらいはハメを外したとしても良いでしょう。しかしその一方で夫の不在に対して寂しさを感じてしまうかもしれませんし、夫も新天地で羽を伸ばしてしまった結果夫婦関係の危機が生じてしまう可能性も高まってしまいます。
夫と一緒に読んでほしい記事TOP3
-
自分の働き方は変えるべき?
恋愛結婚の場合それはお互いの愛情によって始まりますが、結婚生活は2人の絆や愛情だけでは成立しません。生活を成り立たせるためには多くの場合お金が必要ですし、家事もきちんと行わなければなりません。そして既婚か独身かでそれらを取り巻く状況が変わるため調整が必要です。
夫が転勤しなければならない場合
やはり「働いてほしい」と思う男性は多い