子どもがいない場合
増加する子なし夫婦
子どもというのは授かりものなので、欲しいと思っていたとしても生まれないことがあります。またその一方で積極的に望んでいたわけではなくとも子どもを授かってしまうということもあるでしょう。このように妊娠や出産は人がコントロールしきれる領域では無いため、望んでそうなっている人もいれば望まずにそうなっている人もいるのですが、近年子どものいない夫婦が増えてきています。不妊症の問題も叫ばれて久しいですが、積極的に子どもを授かろうとしているのになかなか上手くいかない夫婦もいれば、その逆にあえて子どもは作らない主義という夫婦もいるようです。子どもを持たないで結婚生活を続ける場合のメリットやデメリットなどを見ていきましょう。
仕事への負担が少ない
まずこうした生活のメリットですが、出産や育児というイベントが発生しないので結婚生活がほとんど仕事の負担になりません。むしろ上手くパートナーと家事を分担し効率化すればかえって家事の負担ばかりが減少し、独身時代よりも仕事に集中できるようになります。しかし子どもがいた場合はこのようには行かず、出産や育児でどうしてもキャリアが途中でストップしてしまいますし、子育て期間中は子どもが小さいうちに限らず何かと煩雑なことが発生しますので仕事に集中できる時間的なリソースはどうしても限られてしまうでしょう。
お金もたまりやすい
また子なし夫婦の場合は子どもがいる家庭に比べてお金もたまりやすくなるでしょう。子ども1人を私立にいれて大学まで行かせると2000万円以上の費用が発生すると言われていますが、そうした費用負担がなくなる違いは大きいです。また日々の食費や子どもの衣類費用なども発生しませんので、そうした部分でも節約になります。
寂しさというデメリット
一方子どもがいないことのデメリットですが、これはもう単純に子どもがいないことそのものと言っても良いかもしれません。老後に夫婦だけで過ごすというのは少し寂しいでしょうし、片方が亡くなってしまった場合は孤独になってしまいます。こうした時代ですから、子どもがいたからといって老後の面倒を見てもらえるのかはわかりませんが、それでも看取ってくれる存在がいるのかいないのかは大きいのではないでしょうか。また女性は子どもを生み育てたいという欲求を生理的に持っている場合が多いようなので、そうした気持ちに決着をつけられるかどうかという問題もあります。
また、まだまだ日本全体では子どもを産み育てる夫婦の方が多いですが、自分たちばかり子なしですと、子ありの人たちのコミュニティに加わりづらく疎外感を感じてしまうかもしれません。
夫と一緒に読んでほしい記事TOP3
-
自分の働き方は変えるべき?
恋愛結婚の場合それはお互いの愛情によって始まりますが、結婚生活は2人の絆や愛情だけでは成立しません。生活を成り立たせるためには多くの場合お金が必要ですし、家事もきちんと行わなければなりません。そして既婚か独身かでそれらを取り巻く状況が変わるため調整が必要です。
夫が転勤しなければならない場合
やはり「働いてほしい」と思う男性は多い