比べてみて納得できる決断を
決断力とは?
決断力があるか無いのかで人生の満足度が変わってきてしまうと言っても過言ではありません。決断力があれば決断に要する時間を短くできますので余計な時間を使ってしまったり、せっかくのチャンスを前にしてうじうじと悩んでしまったためにそのチャンスをフイにしてしまったりするようなことも無いのです。もともとギリシャ地方のことわざに「運命の女神は前髪しかない、だからすれ違ってからでは遅い」という言葉があるほどです。実際に転職しようかどうか迷っている時に、迷いすぎてしまってベストのタイミングを逃してしまったり、職場で大きな仕事を任されそうなときに迷ってしまって他の人に担当が決まってしまったりしたような経験は誰しもあるのではないでしょうか。
また決断力が無い人は決断に時間がかかるだけではなく、決断の精度も低いため良い結果を得づらいのです。
比較するべきメリット・デメリット
ただ、決断力を身につけようと言っても多くの方はどうやったら決断力が身につくのか分からずに途方にくれてしまうかもしれません。それは決断力が何か抽象的な精神力か何か、思い切ってしまうための度胸や直感力のようなものだと誤解しているからです。決断は決して度胸でも直感でもなく、適切なプロセスによって将来の選択肢のメリットとデメリットを比較検討する技術なのです。
具体的には決断をすることによってどのようなメリットが得られるのか、あるいは逆にどのようなデメリットが生じてしまうのかを比較検討すると良いでしょう。また決断をせずに現状のままで行った場合にはどのようなメリットが得られるのか、その逆にどのようなデメリットがあるのかを考えることも大切です。こうした検討を今迷っているテーマに対して思い浮かぶ選択肢全てに対して行うのです。そうすることで未来の予測が立ちますし、自分の頭も気持ちも整理されていきクリアな状態で決断を行うことが可能です。またこうした思考過程を経て行われた決断は背景もしっかりしているので、もし仮に望ましくない結果になってしまった場合に軌道修正も行いやすいのです。
悩んではだめ
上記のような技術が決断力の本質なのですが、残念ながらここまでお伝えしても人生における決断の経験が少ないとなかなか理解できないかもしれません。ただそうした場合も決断するべき事柄から逃げてしまったり、悩んで決断を先延ばしにしてしまったりするようなことだけはやめてください。無理矢理にでもメリットとデメリットの比較をして決断をすることで、決断力は磨かれていきます。
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